コーチとはなにか… 01/06/2021
ハロハロー!ありちゃんです!🐿
今日は「コーチ」についてです!
コーチの役割って本当に大切だなーと大人になってから身に染みて感じています。
子供たちがどんなコーチに出会うかでその子のサッカー人生が変わります。
そこまで重い話か?と思う人も多いと思います。
けど自分はNZに来てコーチをするようになってから
「自分のコーチとしての役割は何か」「NZの子供たちの楽しいとは何か」
を自問自答することが多くなりました。
キッズ(5.6.7歳)のコーチをするときの話です。
こっちに来たばっかりの時は
ドリブルリレーや基礎的な事やシュートなど日本でやるような事をやってました。
けどこっちの子供たちはそういうのよりは、
学校でやるような鬼ごっこにストーリーをつけてゲームをするのが好きだったりします。
例えば「オクトパス」というゲームがあります。
これは子供たちが大好きなゲームなんですけど...
タッチラインに魚たち(子供)が並んでいます。
コートの真ん中にオクトパス(子供2人)が居て、
オクトパスが「If you wearing red shirt」って言うと魚がもし赤の服を着ていたら
逆のタッチラインに行かないと行けなくてそれをオクトパスが阻止します。
タッチされたらその魚はワカメになって走ってくる魚をタッチできるというゲームです。
こういうゲームにサッカー要素を加えていきます。
始めはボール無しで2回目からはドリブルでやるという風にします!!
ここでも子供たちの「楽しい」を引き出すことが大切です。
ただやるだけ!じゃなくてゲームの時にとにかく良いところを見つけて褒める!
これに尽きます!!
そうすると満面の笑みで近寄って来て自慢してきます。それも可愛い!
そういう姿をたくさん引き出したいですね!!
次に「Sportivo U16ガールズ」のコーチの時です!
この子たちのコーチをするのも手探りの中始めました。
難しいのは「どこまでガチでやっているのかどうか」「楽しいだけで良いのか」です。
自分の仲良い子と楽しくサッカーが出来れば良いって思っている子が大半です。
なので練習中に話で盛り上がって練習が進まないのもよくあります...
昔は「イラッ!」としてました。今でもたまにします。笑
でも「この子たちは話ながらも仲良い子とサッカーをすること」が
この子たちの楽しいなんだ!と思ってそこには口を出しすぎないようにしています。
この子達にとっての楽しいを奪う権利はないです。
それにやる時はやってくれるのでそれでOK🙆♀️
この子たちには逆に日本でやっていた基礎的な練習を組んでいます。
WesternSpringsは特にチーム数が多いので、
この子たちの使えるピッチは全体の4分の1です。
狭いピッチならその中で上手くなれることも多いです!!
去年から基礎的なことを積み上げているので去年から居た子たちは、
みるみる上手くなってて試合のたびに出来ることが多くなってます。
毎試合成長するみんなを観て、りっちゃんと感動しています!
育成年代や自分たちのチームメイトを見ていて思うのは...
本当に基礎お教えてもらえてないんだなーってことです。
動きがぎこちなかったり、止める蹴るが出来なかったり、ヘディングより手が先に出たり、
胸トラが出来なかったりします。
逆にそれがスムーズに出来る子が目立って上手くて代表に入ってます!
ここの基礎は自分がこっちに居るうちにたくさんの子供たちに教えたいですね!
自分はNZでコーチをしていて今は毎日葛藤しています。
正直なことを言うと「ほんまに上手くなりたい」って思う子に教えたい!
けど今はまだそこに行き着いてないです。
今は各カテゴリーに合った「楽しい」を引き出すために毎日必死です!
それでもSportivoが勝つとめっちゃ嬉しいし、
交代した選手や終わった後に「試合めっちゃ楽しい」って言ってくれると
この子たちのコーチしててよかったなーって思う瞬間です!!
選手としてもコーチとしても
「楽しいこと」「勝つこと」は特別です!!
「どれだけみんなの楽しいを引き出せるか」ということを大切にしながら、
こっちで成長していきたいと思います!
というこっちの自分たちのコーチ事情でした!!
それではありちゃんでした〜!バイビー!